書き味が良くて使いやすくって、バンバン使っても勿体ナクないメモ帳って、売ってないので自分で作ることした顛末メモ控え。
メモ帳を手作りして、それをバンバン使っています。
メモ帳の大きさは、12.5㎝×7.5㎝です。
5×3カードと呼ばれているものとほぼ同じ。
ペンを差してズボンのポケットに入れるので、
これくらいのサイズが使いやすと感じてます。
メモ書きが多いので、書き味の良い紙を探しました。
たかがメモ帳なんですけど、もし書き味が良ければ、
ペンも走って、ひらめきもドンドン湧き出て来るかも…。
メモ紙はたくさん消費するので、高くない紙がいいナ。
書き味がソコソコで、それでいて,ネダンの安い紙。
探して、意外な商品群の中に、見つけました。
ハナから使い捨ての文具、子供用のらくがき帳です。
らくがき帳ですから一応は筆記用の紙質です。
描いたり、書いたり、するのが前提の大型帳面です。
製紙メーカー、文具メーカから各種出ています。
何種類か取り寄せて、実際の書き味をテストをしました。
気に入ったのは、アピカの『らくがきちょう』でした。
ボールペンでも鉛筆でも、書き味がとてもイイ感じでした。
味の好みは個人差があるので、万人向きとは断言しませんが、
子供だけが使うのには、勿体ない筆記用紙だと思います。
使い捨ての紙で安くて良いモノ発見、ラッキーでした。
この「らくがきちょう」はミニB4サイズで、40枚綴り。
写真のようにマーカーで描き込んだラインでカットすると、
12.5㎝×7.5㎝サイズの紙片が、320枚切り取れます。
この紙を使って64枚綴りのメモ帳なら5冊作れます。
【手作りの手順】
製作に取りかかる前に手帳作りの治具を作りました。
4㎜厚のベニヤ板を切って糊付けをして作ります。
両脇の板片の一方を60度の角度に切り落としてしてます。
この治具があると、手帳作りがとてもラクです。
メモ帳を使って、次のページをめくる時に、
そのページの下端が手前にせり出していると、
指の掛かりがよくなって、めくりやすいです。
紙の重ねを斜めしておくと、指掛かりがよくなります。
既製品には無い特徴ですけど、自作なら作れます。
「らくがきちょう」を押し切りカッターで切断して、
12.5㎝×7.5㎝に切り揃えて、64枚を束ねて、
ちょっとしごいて紙の重ねを斜めに揃えて、
60度の傾斜ガイドが付いた治具に差し込みます。
束ねた64枚の紙を、キッチリと60度に重ねます。
角度がズレないように紙束を治具から取り出します。
天の斜めの部分にアラビア糊をたっぷり塗って、
そこへ紙を、メモ紙と同じ紙を、貼り付けます。
アラビア糊たっぷり、だけでもいいのですが、
アラビア糊の水分を、重ねたメモ紙が吸収して、
ふくらんできて天の部分が凸凹し始めす。
紙を貼り付けると凸凹のふくらみが抑えられます。
糊付けが乾燥して「天」の部分が硬くなったら、
貼り付けた紙の余分な部分は破り捨てます。
「天」の部分にだけ貼り付いた紙が残ります。
次は、メモ紙の「天」の部分にに表紙を接着します。
ここではスケッチブックの厚めの画用紙を使ってます。
表紙ができたら、そこへ、ペンホルダーを取り付けます。
前もって、表紙と同じ画用紙を丸めて筒に作っておいて、
丸筒は、自分の筆記用具にあわせて直径を決めておいて、
その紙筒を布ガムテープで裏表紙の右肩に貼り付けます。
メモ紙は2~3週間で使い切るので、手帳の寿命は短命です。
ペンホルダーもそれに見合った耐久性しか持たせていません。
メモ帳としては、この状態でもスグに使えるのですが、
全体に軟らかく、手持ちのメモ書きには剛性が不足です。
手持ちでもシャンとするように裏紙を貼って強くします。
補強の紙は「らくがきちょう」の裏紙を使っています。
灰色のボール紙で、手帳の補強用には持って来いです。
裏表紙にベッタリと糊をつけて補強紙として貼り付けます。
しっかりしているので、手持ちのメモ書きも安定してOK。
常時ズボンのポケットの中でも、ヨレヨレになりません。
表紙と補強の紙は少し大きめなので、
裏表紙と補強紙の接着の糊が乾いたら、
表紙の余分な紙の部分を化粧裁ちします。
これでほぼ完成なのですが、
このメモ帳の使用期間が2~3週間とはいうものの、
ズボンポケットに入れてしょっちゅう出し入れして、
手帳としては、かなりぞんざいに使われます。
ポケットの中の他のモノと擦れ合ったりして、
表紙の下端の角がめくれ上がってきたり、
天糊部分が擦れて薄くなって毳立ったりします。
そうならないように、できるだけ綺麗に使いたいので、
天糊部分には白ガムテープを貼って補強します。
表紙の下端の角はセロテープを貼って補強します。
こうしておくと3週間後にメモ紙は全部無くなっても、
表紙とペンホルダーは型崩れもせずに健在です。
中のメモ紙を貼り替えるだけで、まだ使えそうです。
しかし、ここまでするのは、メモ帳ごときには、
多分、オーパースペックなのでしょうネ。
これで、使い捨て、破り捨て…メモ帳の完成です。
「治具」があるので、同じモノが何冊でも作れます。
この手帳で、バンバンとメモをとっていると、
そして、そのメモを読み返していると、
思いが、ヒラメキを浮上させた発生源に及んで、
自分の頭の中の構造が透けて見えるように感じます。
なんだか自分を変えられるような…、気もします。
うーん、書きやすいゾー。
パンパン書いても、勿体ナクないぞー。
気に入って、ズーッと使ってますが…、
しかし、
作りすぎたかも…ネ。